毎日の食事やお弁当に欠かせず大活躍するものと言えば冷凍食品。
大型業務スーパーなどの冷凍コーナーにはたくさんの冷凍食品が並んでいて、こんなものまであるんだ!と意外なものが冷凍食品として販売されていることもありますよね。
そんな私たちの食卓を彩ってくれる冷凍食品ですが、長く保存できるメリットはあるものの本当に安全なのか、健康に問題はないのか気になると思います。
口に入れるものだからこそ安全性については知っておきたいことなので、冷凍食品のメリットとデメリットについて深掘りして解説していくので是非参考にしてください。
冷凍食品7つのデメリット
①食品添加物が体に影響する
冷凍食品は美味しく加工するためや、長く保存できるように食品添加物が多く使用されているので少なくとも体には良くありません。
ショートニングなどのトランス脂肪酸は必要以上に取り過ぎると肥満や成人病にかかるリスクが高くなるとも言われています。
適度に摂取する分には問題ありませんが、加工食品や冷凍食品ばかり毎日食べるのは控えた方が良いかもしれません。
②食感や風味が劣る
冷凍するとどうしても食感や味が生野菜と比較しても劣ってしまいます。
なので、普段はその時期に出回っている新鮮な野菜を使うようにして、冷凍野菜は時期にないものを使用したり、時間が無いときに使用するなど用途に応じて使い分けるといいでしょう。
③栄養が損なわれる
生野菜に比べたら冷凍野菜の栄養価は低いのでは?と疑問に思う人もいると思いますが、冷凍野菜は急速に冷凍するので栄養価や食感もあまり劣りません。
むしろ、日が経った生野菜よりも新鮮な状態で急速冷凍した冷凍野菜の方が栄養価が高くなることもあるので、冷凍野菜だから栄養が失われているというわけではないのです。
④一度溶けると品質が低下する
寒い時期に冷凍食品を買うのは問題ないと思いますが、夏の暑い時期に冷凍食品を買って帰ったところドロドロに溶けていた!という経験をした人も多いのではないでしょうか。
冷凍野菜は一度溶けてしまうと品質が低下して食感も栄養素も劣ってしまうのです。
なので、暑い時期に冷凍食品を購入する場合は保冷バッグを準備したり、氷を活用するなど溶けない方法を行って、帰ったらすぐに冷凍庫へ入れるようにしましょう。
⑤ほとんどが中国産
以前、ニュースにも報道されていたので知っている人も多いと思いますが、中国産の冷凍食品で薬物が検出されたり、異物が混入していたという事案がありました。
そのため、中国産の冷凍食品は安全面で心配だからと購入をためらう人も多くいると思います。
実際に冷凍コーナーに並んでいる冷凍野菜の産地はほとんどが中国産ですが、生産している中国の工場は厳しい品質の管理が行われ、日本へ輸出されるものについても検査が十分にされているので心配することはないのです。
⑥偏った食生活になる
先ほども述べましたが、急速冷凍した野菜は栄養価が残っていますが、普通に冷凍した野菜はビタミンやミネラルが損なわれている状態のものが多いです。
さらに、冷凍食品は保存を長期化するために味付けが濃くされており、揚げ物やチャーハンなどがほとんどで栄養バランスも良くありません。冷凍食品を食べる場合はサラダを追加したり、昼食や夕食などで塩分や脂肪分の少ない食事を心がけるなど、1日の食事でバランスをとる工夫も重要です。
⑦価格が高い場合がある
冷凍野菜は1年を通して価格に変動はありませんが、時期の野菜と比較して価格が高くなる場合があります。
野菜も旬の時期にフレッシュなものを食べる方が価格も安くておいしいので、冷凍野菜と旬の野菜を使い分けて使用するといいでしょう。
冷凍食品5つのメリット
①手間がかからない
冷凍野菜は下茹で済のものが多いのでそのまま料理に使用できますし、冷凍食品は電子レンジで温めるだけですぐに食事することができます。料理を作る暇が無い時や、家事や仕事で忙しい場合などは調理も簡単で便利ですよね。
②長期保存が可能
生の野菜は長く保存することができないので鮮度があるうちに消費しなければなりませんが、冷凍野菜は使いたい分だけ使うことができて余ってもまた冷凍すれば保存ができます。
冷凍食品も保存期限が長いので、いざという時のためにストックしておくことも可能です。
③保存料無添加
冷凍食品は-18℃以下で保存しなければなりませんが、細菌などが繁殖できない温度なので保存料を添加する必要はありません。
冷凍野菜は色が濃く感じると思いますが、ブランチングという手法で加熱しているため鮮やかな色になるのです。
無添加なのは冷凍野菜の場合で、冷凍食品は美味しさを出すために添加していることもあるので、購入する際に確認してみるといいでしょう。
④急速冷凍で栄養が壊れにくい
冷凍野菜は急速冷凍されているので栄養価が高いのもメリットです。
旬の野菜を急速冷凍することにより栄養価が失われにくく、鮮度も保たれているので、味も損なわずに美味しく食べることができるのです。
⑤時期を問わず使える
長期保存ができる冷凍野菜は1年中手に入れることが可能なので、時期ではない野菜も簡単に使用することができます。
また、天候不足などで野菜の値段が高騰した場合も、冷凍野菜を活用すれば家計の負担もかかりません。
季節を通して入手できる冷凍野菜を活用すれば、食事のバリエーションも増えそうですね。
冷凍食品の危険性について 健康に有害?
普段は便利だからと何気なく冷凍食品を口にしていますが、冷凍食品はどのような添加物が含まれていて体に影響があるのか。
冷凍食品は体に良くないと耳にすることもあると思いますが、何となくそうかな?という感じであまり実感が無いのが現状です。
なぜ体に悪いと言われているか、一番は食品添加物だと思います。食品添加物は国が定めた分量を守らなければならないので、大量に摂取しない限り体に害は出ることはありません。
しかし、以下のような危険な添加物も存在するので、気になる人はチェックしてみて下さい。
・亜硝酸ナトリウム
・アステルパーム
・タール色素
・グルタミン酸ナトリウム
・トランス脂肪酸
これらの添加物は長期にわたって摂取した場合は、健康を害する可能性もあるので取り過ぎには気をつけたいですね。
食品表示を確認して添加物の少ないものを選ぶなど、工夫しながら賢く利用するといいでしょう。
冷凍食品:失敗談
冷凍食品:よくある質問
Q:家庭用の冷凍庫で保存する場合の保存期間は?
Q:冷凍食品を誤って冷蔵庫に入れてしまった場合は?
Q:冷凍食品の賞味期限は?
Q:ブランチングの意味は?
Q:冷凍食品を解凍して調理しても大丈夫?
冷凍食品:選ぶ際の注意点
冷凍食品を購入する際は、日本冷凍食品協会の認定マークが付いている商品かどうかをチェックします。このマークが付いていると、協会の制度によって認められた工場で生産されているので、安心と言えるでしょう。
また、調理済みの冷凍食品は添加物や塩分、脂質が多く含まれているので、なるべく野菜や果物、麺のみなど調理されていない冷凍食品を選ぶといいです。
そして購入後になるべく溶けないようにする対策として、レジに並ぶ直前に冷凍食品を選んだり、氷を利用して持ち帰り、家に着いたらすぐに冷凍庫へ保管しましょう。
冷凍食品:おすすめ商品5選
・ニチレイ 本格炒めチャーハン
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・幸楽苑 ギョーザ
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・ニッスイ 大きな大きな焼きおにぎり
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・テーブルマーク さぬきうどん
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・ニチレイ 今川焼
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まとめ
悪いイメージの冷凍食品ですが、現代は製法も新しくなって美味しさや栄養価なども大幅にアップしています。
全ての冷凍食品が添加物を使っていないわけではありませんが、何十年と毎日摂取しない限り気にする必要はないでしょう。
冷凍食品を賢く利用すれば、日常の食卓を彩りよく便利なものにしてくれるものなので、上手に取り入れて活用でしていきましょう。