アボガドの育て方!葉が枯れる理由と対応策をタイトルに記事を書きます。
アボカドを食べた後に残るのが、丸くて大きな種!この種を使えば、アボカドを育てることができます。
アボカドは育てやすそうに見えますが、管理は意外と難しく、順調に成長していると思っていても突然葉が枯れることもあるでしょう。
また、アボカドは「水不足」で葉が垂れやすいため、土が完全に乾く前に水やりを行う必要があります。
なお、アボカドの葉が丸まるのは「日光不足」、「水不足」が主な理由ですが、「肥料不足」、「寒害」も考えられます。
今回は、アボカドの育て方や復活させるコツなどを解説していきますので、是非参考にしてみてくださいね。
アボカドの基本的な育て方
アボカドは、「水耕栽培」と「土栽培」の2種類の方法で育てられます。
ここでは、「栽培の手順」や「寒さ対策」などをご紹介していきます。
栽培方法
・種蒔き
アボカドを食べたら、その日にすぐ種蒔きします。
ちなみに、種に多少傷がついても、種の中まで入っていなければ発芽できますよ。
ただし、アボカドは低温に弱く、冷蔵庫に長期間入っていた場合は発芽しにくくなっている場合もあります。
なので、アボカドの発芽は、気温の高い5~8月頃に行うのがよいでしょう。
気温が高い状態で発芽すれば、その後の生育もスムーズです。
・水耕栽培
アボカドの種・水耕栽培用の容器・つまようじを用意します。
まず種が3分の1程度つかるように、容器に水を入れます。
次に種に爪楊枝を刺し、容器に固定します。
これらの準備ができたら明るい窓辺などに置き、容器の水が減ったら足しましょう。
30~40日程度で発芽するので、ある程度育ったら土に植えましょう。
・土栽培
土に植えて発芽させる場合は、最初は植木鉢で栽培するほうが管理もしやすいのでおすすめ。
また、アボカドの種を土に植える時は、保湿性と水はけのよい土を作るようにしましょう。
市販の草花用培養土や種まき専用培養土などを使用すると簡単に種まきを行うことができますよ。
なお、発芽に適した温度は20℃前後。植え込み後1カ月ほどで発芽するでしょう。
・苗の植え付け
水耕栽培でも、土に直接種まきを行った場合でも、苗が芽を出して本葉が開きある程度大きくなったところで、苗を土に植え付けていきます。
苗を植え付けることで、根が良く土に張ることができ、安定した状態で成長していくことができますよ。
なお、植え付けは、よく日が当たる場所で風が強く当たらない場所を選ぶのがポイント。
植えるとまっすぐに茎が伸びるように、支柱を添えておくとよいでしょう。
寒さ対策
アボカドは、基本的に寒さに弱いです。
5℃以下の寒冷地以外であれば、屋外でも冬越ししても問題ありませんが、アボカドの苗がある程度成長するまでは、暖かい場所へ移動させるのが好ましいです。
アボカドが枯れた!復活させる方法とは
アボカドは、葉が完全に枯れてしまった場合は復活できませんが、根が生き残っていれば再生できる可能性が高いです。
また、植えつけや植え替えの際に根を傷つけると葉が落ちる原因になるので、優しく扱ってくださいね。
では、「アボカドが枯れる原因」や「復活させる方法」をみていきましょう。
原因
アボカドを育てる際は「種をていねいに取り出し、水耕栽培や鉢植えで発芽発根させる」といった手順になりますが、ポイントは「種をきれいに洗浄すること」。
アボカドは「脂肪分」を多く含んだ果肉が特徴で、その脂肪分には、「成長を抑制する成分」が含まれるからです。
また、アボカドの根は栄養や水分を吸い上げる働きをするため、根が切れると葉が枯れることがあります。
復活させる方法
冬の間、寒さや水切れで葉や茎の部分が枯れてしまっても、根などが生き残っていて完全に枯れていない状態であれば、アボカドは再生しやすいです。
たとえば、葉が下を向きかけたら葉を1枚減らし、葉が水平になるまで繰り返します。
こういったお手入れをしていれば、株元の部分から「新しい芽」が出てきてくれますよ。
アボカドの葉が垂れる!どうすればいい?
比較的水を好むアボカド。葉が大きく水分の蒸発量が多いため、水が著しく不足すると葉が全体的に下に垂れ下がります。
葉がシュンと下を向くので、見た目でも分かりやすいですね。
アボカドの葉が垂れないための「ポイント」は以下のようなものです。
ポイント
みずみずしく元気な状態を保つポイントは、水やりの「タイミング」や「量」です。
「鉢植えの土の表面が乾いたら水やりする」のではなく、少し指を地中に入れ、しっとりしているようであれば、まだ水やりのタイミングではありません。
また、小さい鉢植えであれば、先端の葉がしょんぼりと下を向いていれば、鉢皿に染み出るくらいしっかり水やりしましょう。
とくに、夏場は葉水を行うと生育がよくなりますよ。
アボカドの葉っぱが丸まるのはなぜ?対処法は
アボカドの葉が縁から丸まってくることがありますが、その原因は主に、「日光不足」「水不足」「肥料不足」「寒害」などです。
アボカドを室内で育てる場合は、日光がよく当たり、風通しのよい場所を置き場所にしましょう。
ここでは、アボカドの葉が丸まる「原因」や「対処法」をみていきましょう。
原因
・日照不足
観葉植物だからといってアボカドを室内に置いたままだと、元気がなくなってしまいます。
寒さが厳しい時期は室内に入れることになりますが、日当たりのよい場所に置きましょう。
・水不足
アボカドの葉が丸まるのは、水分が不足しているサインです。鉢の底から水が溢れるまでたっぷりと水やりをしましょう。
・肥料不足
日光不足、水不足の次に大きな理由としては肥料不足です。
順調に育っているように見えても、栄養が足りていないことも場合もあります。
・寒害
アボカドの苗木は寒さにあまり強くないため、 室内でも冷え込みが激しい地域では、葉が丸まりがちです。
対処法
春から夏にかけての成長期には少しずつ日の当たる場所に出し、たっぷりの水と肥料でケアしてあげましょう。
また、秋から冬にかけては寒さを避けるためにも室内で越冬させ、葉水で水分補給をすると、葉が丸まるのを防げます。
なお、越冬中の時期は、肥料を与えるとアボカドの根にダメージを与えてしまう可能性もあるのでやめましょう。
いずれにせよアボカドは寒さに弱いので、多少の葉の丸まりは仕方ないと割り切ることも必要かもしれませんね。
アボガド 水やりすぎは根腐れする?
葉が垂れさがるのが「水切れ」のサインです。
どんな植物でもそうですが、季節、気温、湿度によって変化します。
水のやり過ぎもよくないので、土を触って完全に乾いていることを確認したうえで、鉢底から流れ出るまで水やりし、また乾燥させる、を繰り返しましょう。
ここでは、「水のやりすぎで起こる根腐れ」や「ポイント」をまとめてみました。
根腐れについて
アボカドは、酸素が不足すると根腐れを起こします。
・鉢植えで育てている場合…水をあげすぎることで土の隙間にある酸素が徐々になくなり、酸素が不足する
・水で育てている場合…水の温度が上がりすぎること、水の入れ替えを忘れることで、水の中の酸素が不足する
ポイント
アボカドは、低温期となる冬場に過湿気味にしてしまうと根腐れを起こしやすくなるので、冬場の水やりは控えめにします。
また、水耕栽培をしている場合、夏は1日2回ほどの水替えにとどめておきましょう。
夏は温度管理、冬は水のあげすぎに注意してくださいね。
まとめ
アボガドの育て方!葉が枯れる理由と対応策をテーマに記事を書きました。
アボカドは生命力が強く、すぐに大きくなるという性質があります。
芽が小さなうちは水耕栽培で育て、茎が育ってきたら土に植え替えることもできます。
また、水やりは大事ですが、鉢の中がずっと湿ったままだと根腐れを起こしてしまうので、受け皿の水はこまめに捨てましょう。
なお、「植え付け」や「植え替え」では、デリケートな根にダメージを与えないよう、細心の注意を払ってくださいね。
アボカドからの健康のサインを見逃さず、たくましく元気に育ててあげましょう!