河瀬直美監督がパワハラ暴行?渦中の河瀬氏の代表作と複雑な生い立ちまとめ!をタイトルにお伝えしたいと思います。
「河瀬直美監督」と言えば、国内外でも数々の賞を受賞している有名な監督ですが、プライベートは謎に包まれているイメージではないでしょうか。
また、東大入学式での祝辞が物議を呼んでいましたが、それ以前にも「朝が来る」の撮影現場で「撮影スタッフへのパワハラ暴行疑惑」が週刊誌に報じられたり、年末に放送されたNHKのドキュメンタリー番組に関して、「NHKテロップ捏造事件(?)」で問題になるなど、話題が尽きない人物でもありますね。
そこで今回は、河瀨直美の「代表作」「評判」「生い立ち・経歴・学歴」「結婚」「子供の有無」「刺青」などについてリサーチしてみました。
河瀬直美の代表作
河瀨さんは、世界的に評価の高い作品を数多く手掛けてきた映画監督。
特にカンヌ国際映画祭にいくつもの出品しており「カンヌに愛された映画監督」としての名が知られています。
河瀬直美の代表作一覧
・につつまれて(1992年)
・白い月(1993年)
・影 Shadow(2004年)
・殯の森(2007年)
・七夜侍(2008年)
・玄牝 ―げんぴんー(2010年)
・朱花の月(2011年)
・塵 (2012年)
・2つ目の窓(2014年)
・あん(2015年)
・光(2017年)
・パラレルワールド(2017年)
・Vision(2018年)
・朝が来る2020年)
・東京2020オリンピック(映画) SIDE:A(2022年)
・東京2020 オリンピック SIDE:B(2022年)
河瀬直美の代表作TOP5
代表作の概要や評判についてみていきます。
1・「あん」
四季の情景を織り交ぜつつ、小さなどら焼き屋で粒あん作りを任された元ハンセン病患者の女性の姿が描かれます。
じんわりと心に染み入る素敵な映画です。
この映画を通して、差別と区別の違いって何だろうと考えさせられます。
2・玄牝 ―げんぴんー
実際に自然分娩を推奨するクリニックの院長や助産婦、そこに通う妊婦らを追ったドキュメンタリー。
欧州では宗教的・人権的な理論から病院での無痛分娩が基本とあって、賛否も。
3・光
視力を失いゆく弱視の天才カメラマンと、視覚障害者のための音声ガイド制作に携わる女性が出会い、惹かれ合っていく、せつないラブストーリー。
何かを伝えていくことの難しさ、映画表現の世界の奥深さ、人間とはなんなのか?ということを、この作品を通じて感じられます。
4・朝が来る
「特別養子縁組」が題材。実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった14歳の少女との間に芽生える家族の絆と葛藤が描かれます。
監督が並々ならぬ情熱を注ぎ、渾身の想いで紡ぎあげた感動作は2020年のカンヌ国際映画祭で、「カンヌレーベル」に選出されたほど。
5・2つ目の窓
太古から神と人間が共存してきた地・奄美大島の壮大な自然を背景に、16歳の少年・少女の恋と成長を通して、人間の愛や無常を描いたヒューマンドラマ。
「生命」をテーマにしたストーリーに、心揺さぶられます。
ただ、伝えたいテーマが多いために「理解が難しい」などと、賛否ある作品。
また、衝撃的なシーンも多々あり、「未成年に見せるのはどうかと思う」といった声も。
河瀬直美の評判は?映画は難しい?
河瀬直美さんの映画は芸術作品としての評価はかなり高いようです。
しかし一般向けというよりは、マニアックでメッセージ性が強い作品が多く、解釈が難しいと言われています。
言い方を変えれば、大衆向けというわけではなく、ハマる人にはハマる。
そうでない人にとっては、あんまり感情移入できないものである、ということ。
河瀬直美の生い立ち、経歴、学歴は?
河瀬さんは幼少期、養子として引き取られ、養母に育てられていたという過去があり、生い立ちは複雑です。
河瀬直美の複雑な生い立ち
河瀬さんは、1969年5月30日奈良県奈良市で誕生しました。
彼女が母親のお腹にいるときから、両親はすでに別居状態だったそうで、生まれてから1年ほどで離婚されています。
彼女は実父と生き別れ実母とも離別し、お子さんがいなかった大伯母夫婦のもとに引き取られ、養子として育てられたということです。
彼女の作品には、特別養子縁組をテーマにした「朝がくる」など、自身の過去を題材にしたドキュメンタリー映画もいくつかあります。
彼女にとって映画は、自分が生きていくために必要な存在なのかもしれませんね。
河瀬直美の学歴&経歴
河瀬さんは県内有数の進学校である奈良市立一条高校に進学し、在学中はバスケットボール部のキャプテンとして国体出場経験を持つ実力の持ち主です。
高校卒業後は、大阪写真専門学校(現:ビジュアルアーツ専門学校)映画学科に進学しました。
卒業後は同学校で講師を務めながらドキュメンタリー映画などを制作。
その後映画製作会社に勤務し、退職。
そして1995年に、山形国際ドキュメンタリー映画祭で自主制作映画の「かたつもり」と「につつまれて」が脚光を浴びます。
1997年にカンヌ国際映画祭に出品し、当時史上最年少の27歳で新人監督賞を受賞。
2007年にはグランプリを受賞しています。
現在も精力的に映画作りに取り組む傍ら、バスケットボール女子日本リーグの会長に就任しています。
河瀬直美の旦那は?子供がいる?
河瀨さんは1997年、同じく映画監督の仙頭武則さんと結婚されましたが、お互い多忙なためか、3年後の2000年に離婚されています。
また、2人の間にお子さんはいませんでした。
それから4年後の2004年、一般男性と再婚し、男児を出産。
現在は都会を離れ、生まれ故郷の奈良で家族幸せに暮らしているそうです。
河瀬直美に刺青があるって本当?
河瀬さんの名前を検索すると、「刺青」というワードが出てきます。
そういった刺青画像は見当たりませんでしたが、自身のドキュメンタリー映画のために、背中に彫られているそうです。
「亡くなった父親が背中に彫っている」という内容の映画で、父との絆を見出そうと思って彫ったとのこと。
ちなみに、今どきのおしゃれなタトゥーというものではなかったようですね。
河瀬直は保守思想?左翼に叩かれているって本当?
河瀬さんの思想についての情報は少ないですが、とくに保守ということでもなく、政治的に偏っているような発言などもないようです。
どちらかというと、左派やリベラルと呼ばれるような層の人に支持されるようなタイプの方だったようですね。
ただ、今回は東京オリンピック公式記録映画の指揮(監督)という立場上のポジションでの発言で炎上したとのことで、一部の極端な左翼にターゲットにされてしまったんですね。
河瀬直美は安倍昭恵と仲がいいって本当?
お2人は仲がいいという噂がありますが、実際は特別親密な関係というわけでもないようです。
ただし、映画「あん」に感動した安倍昭恵さんが河瀬さんにオファーをして、対談の場が設けられたことはあります。
ただ、安倍さんに否定的な左翼の人達は、快く思っていない人は少なくないようですね。
まとめ
今回は河瀬直美さんの代表作や生い立ちなどについてまとめました。
彼女は自分の作品には自信を持っているようで、それが「何だかお高くとまった感じ」に受け止められて嫌われている、なんていう話も聞きます。
しかし、間違いなく世界に誇れる存在だということが分かりました。
また、総監督を務めたオリンピック映画「東京2020年オリンピック(仮)」が2022年6月に公開されます。
公開日が待ち遠しいですね!