「五等分の花嫁が打ち切り?最終話がひどいと酷評される理由と読者の評価や感想を紹介!」をタイトルにお伝えしたいと思います!
2020年に原作が完結してもなお、いまだ人気を博している「五等分の花嫁」。
昨年夏には映画も公開し、観客動員数150万人、興行収益20億円を突破する大ヒットを記録しました。
ヒロイン達の「同じ顔なのに多彩なキャラクター」が多くのファンを魅了し、少年漫画のラブコメとしては珍しく女性ファンも獲得した本作品。
それに反して「最終話がひどい」や「打ち切りだったのでは?」というような噂も耳にします。
それはなぜなのか、真相は?そんな疑問を調査してみました。
五等分の花嫁とは
「五等分の花嫁」は「週刊少年マガジン」の2017年8号に掲載され、その後読者アンケートでの好評価を受け、「少年マガジン」2017年36・37合併号から2020年12号まで連載された春場ねぎ先生によるラブコメ漫画です。
ストーリー完結後も人気が衰えることなく、2022年25号では「122話+1」として新作読み切りが掲載されるほど。
2022年12月時点で累計発行部数2000万部を突破し、アニメ化もされました。
五等分の花嫁の概要
「五等分の花嫁」は簡単に言ってしまうと一人の貧乏男子高校生と彼を巡る五つ子の少女たちによる恋愛模様です。
ストーリーの始まりは結婚式場。
新郎である上杉風太郎は眠っており、妻となる女性と出会った日の夢を見ているシーンから始まります。
当時高校2年生だった風太郎は成績優秀でしたが、父親が借金を抱えておりとても貧乏でした。
そんな彼が中野五月という転校生からひょんなことで家庭教師を頼まれるのですが、その依頼を断った挙句、余計な一言を言ったせいで彼女の怒りを買ってしまいます。
その直後、借金がチャラになるかもしれないという妹らいはからの電話でしぶしぶ「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトを引き受けることになった風太郎。
ところが富豪の娘とは最悪の出会いを果たした五月を含める五つ子姉妹で、アルバイトの内容は彼女たちに勉強を教え、高校卒業まで導くことでした。
初めは成績が爆裂的に悪いにもかかわらず勉強する意欲すら見せない五つ子たちに頭を抱える風太郎でしたが、一人一人と真摯に向き合うことで次第に五つ子たちから信頼され、さらには好意を寄せられるように。
また風太郎には小学生の頃に京都で出会った思い出の少女がおり、五つ子の中にどうやらこの少女がいることが判明します。
物語は五つ子の中の誰かが冒頭の花嫁だということが決まっている設定で進んでいきます。
そのことで「主人公は一体誰と結ばれるのか」という憶測が多くの話題を呼びました。
そして幼い頃に京都で出会い、グレていた風太郎が更生するきっかけとなった「思い出の少女」も重要な鍵となっており、SNSではファンの考察合戦が展開されました。
その一方で、「結末に納得がいかない」「最終話ひどい」などのコメントも見られます。
一体どういうことなのでしょうか。
以下、ネタバレ含みます。
五等分の花嫁が打ち切り?ひどい理由まとめ
五等分の花嫁がひどい理由①花嫁が四葉だったこと
結論から言えば、結婚相手は四葉でした。
そのことが四葉以外のファンの反感を買ったと考えられます。
五つ子は顔はそっくりながらも一人一人が全く違う魅力的なキャラクターだったので、それぞれにファンがついており、それぞれが自分の推しキャラの恋を応援していました。
自分の推しではない四葉が風太郎と両想いになったことで「どうして自分の推しが選ばれなかったんだろう」と落胆し、「ひどい」という投稿をしてしまった人がいたのでしょう。
五等分の花嫁がひどい理由②四葉が風太郎に好きだとアピールしている場面が少ない
作中では姉妹が風太郎にアタックする描写が多数あり、それも見どころの一つとなっています。
確かに一花、二乃、三玖の一途で時に不器用とも感じられる愛情表現は、ファンをキュンキュンさせまくっていましたよね。
それに比べて四葉はそこまで頑張っていないのではないかと思われてしまったようです。
五等分の花嫁がひどい理由③風太郎も四葉が好きな描写が少ない
それと併せて風太郎の方も四葉を好きだと思っている描写が少ないという意見がありました。
しかし風太郎はどの姉妹にも特別な感情を表現してはいないので、それも当然と言えます。
五等分の花嫁がひどい理由④五月の風太郎への気持ちが明確でない
五月は一番最初に風太郎と出会い、王道の恋愛漫画にありがちな「きっかけが最悪」「マイナス感情からのスタート」だったため、実は一番花嫁の確率が高いと言われていました。
確かにストーリーが進むにつれてどんどん風太郎との距離が縮まっていったように思います。
が、こと恋愛感情となると姉妹のサポートに回ることが多く、五月本人の気持ちははっきり描かれることはありませんでした。
五月自身も風太郎への気持ちになかなか気づけなかったこともあり、読者が、特に五月ファンが不満に感じてしまったのかもしれません。
五等分の花嫁がひどい理由⑤新婚旅行についていこうとする姉妹に疑問
風太郎と四葉の結婚式が終わった後、五つ子たちの間で新婚旅行の話題になります。
そこで姉妹たちは当然のようについていこうとしていましたが、「いくらなんでもありえない」「さすがにやり過ぎ」と嫌悪感を示した人が少なからずいました。
確かに、新婚旅行まで一緒に行こうとするのはあまりに現実的じゃないと感じますよね。
それに仲の良い五つ子なら2人水入らずで過ごしてほしいと願いこそすれ、そんな無神経なことをしないような気がします。
五等分の花嫁がひどい理由⑥アニメの作画崩壊がひどい
2019年の1月から放送された「五等分の花嫁」のアニメ第一期。
当時キャラクターの顔があまりに原作とかけ離れているということで「作画崩壊だ」と批判が殺到しました。
改めてみると確かに漫画の二乃とは別人ですね。
違うというより雑なので、ファンからしてみれば作品をないがしろにされたような気分になったのでしょう。
五等分の花嫁がひどい理由⑦最終話が夢オチ
「五等分の花嫁」の最終話は夢オチエンドだと言われていて、そのことに納得がいかない読者が多数いました。
最終回、挙式後に新婚旅行の話をしている場面から一転、風太郎が高校生の時に移ります。
高校生の風太郎が五つ子たちに起こされ、「あれ、結婚式は?」と呟きました。
その言葉から結婚式は高校生の風太郎が見ていた夢、という解釈をされたのです。
真相はというと、夢オチではありません。
最終話後の「122話+1」で結婚式の後日談が描かれているので、2人は確実に結婚しており風太郎が高校生に戻る場面が風太郎の回想だったとわかります。
五等分の花嫁は最終話が特にひどい?ひどいと酷評される理由とは?
前述したように、最終話が夢オチエンドなのでは、ということでファンから批判の声が上がりました。
最終話、新婦を待っている風太郎に、五つ子たちは同じ花嫁衣装に同じメイクで、五つ子を見分ける最後のゲームを仕掛けます。
そして風太郎は五つ子たちを見分けるのと同時にそれぞれに対する思いを言葉にします。
その一人一人にかける言葉にキュンとしグッとくるのですが、それが夢オチとなると「あのキュンは何だったんだ」ってことになりますよね。
そもそも初めの印象的なシーンから夢だったなんて作品の根底を揺るがします。
というわけで大きな批判を呼んでしまいましたが、これは夢オチではなく春場先生の最大にして最後のミスリードでした。
五等分の花嫁はひどい、つまらない:ネットの声
四葉エンドは他のキャラ推しから相当批判を受けていました。
一花が風太郎を好きなあまり姉妹を裏切る回では、「五等分の花嫁」自体を推せなくなったという意見が殺到しました。
夢オチと解釈してネットでかなり荒れてましたね。
五等分の花嫁の魅力(ネタバレ含む)
五等分の花嫁の魅力①花嫁は誰かを推理することができるストーリー構成
この作品は、五つ子という複数いるヒロインの中の誰かと結婚することが初めから決まっている、という設定のもと進んでいきます。
だからこそ誰とくっつくのかが気になるし、「この行動はもしかしたら」とか「このセリフは伏線?」などいろいろ推理することが醍醐味ともいえます。
ラブコメにちょっとしたミステリー要素を含ませたことが人気を呼んだといえます。
五等分の花嫁の魅力②五つ子のキャラクターが魅力的
とにかく五つ子それぞれのキャラクターが多彩です。
- 一花→面倒見が良く努力家のお姉さんキャラな反面、だらしなく部屋が汚い
女優志望 - 二乃→ヒステリックで毒舌家だが姉妹思い
- 三玖→口数が少なくクールで自分に自信がない
歴史武将好き - 四葉→明るく活発、頼まれると嫌と言えない
運動神経抜群だが圧倒的に頭が悪い - 五月→常識人で真面目、要領が悪い
男性に潔癖
このようにみんながみんなばらばらの性格なので、それぞれに感情移入ができ、好きなキャラを応援する楽しみがあります。
それは少年漫画にありがちな男性目線の胸が大きく可愛いだけの女子ではなく、彼女たちの中にきちんとした芯やバックボーンがあるということを印象付けます。
そのことで女性ファンも多くつきました。
五等分の花嫁の魅力③主人公も魅力的
主人公上杉風太郎がさらに魅力的なのも人気のひとつです。
風太郎は学年トップの成績を誇る頭の良さですが、高圧的で非常に社会性が低く、貧乏おまけに運動音痴です。
そういう彼が初めはお金のためだったにしても五つ子に受け入れてもらうまでに努力して、成長していく姿が読者の共感を呼んだのではないでしょうか。
恋愛ハーレム漫画における主人公の好感度が高かったからこそ、たくさんの読者獲得に繋がったと考えられます。
五等分の花嫁の魅力④ハーレムエンドを選ばない
ハーレムエンドとは本編で一人のヒロインを選んだ主人公が「もし他の子を選んでいたら」というようなifルート(個別ルート)をあえて作者が用意することをいいます。
これはネットでの炎上を回避するために取る手法です。
春場先生はこの選択しませんでした。
風太郎が四葉を選んだ後はネットが荒れに荒れましたが、この潔さが物語の軸をしっかり守ったといえます。
五等分の花嫁:よくある疑問・質問
Q.ラストは夢オチで結局四葉とは結婚しなかったんですか?
A.ラストは夢オチではなく、四葉ときちんと結婚します。
高校生に戻ったシーンは回想です。
Q.「五等分の花嫁」で出てくる鐘キスの場所はモデルがありますか?
A.あります。
愛知県田原市の伊良湖岬にある恋路が浜です。
全長1km続く砂浜で、2006年恋人の聖地として認定されました。
Q.五つ子のうち最初に見分けられるようになったのは誰ですか?
A.最初に全員五月の姿をした時の五つ子ゲームで、五月の姿をした四葉を見分けています。
五等分の花嫁が打ち切り?ひどい まとめ
以上のことをまとめると、
- 五等分の花嫁は累計発行部数が2000万部を突破する大人気漫画で打ち切りになっていない
- 五等分の花嫁がひどいと言われる理由は
四葉以外のファンが四葉エンドを納得しなかった
風太郎と四葉の恋愛描写が少ない
五月の風太郎への想いが明確じゃない
新婚旅行についていこうとする五つ子が嫌
アニメの作画崩壊がひどい
ラストが夢オチ - 最終話が特にひどいと言われる理由は夢オチと勘違いされたから
- 五等分の花嫁の魅力は
ラブコメにミステリー要素を加えたストーリー構成
五つ子の魅力的なキャラクター
魅力的な主人公
ハーレムエンドを準備しない
となります。
この作品対する批判は物語やキャラクターに対する思いが熱いからこそです。
まだ読んでない人、アニメを見ていない人はぜひ自分の目で確かめてみてくださいね。