オール電化の電気代が冬は3〜4万円?1-2人暮らし、3-4人家族で暮らす場合と電気代平均あれこれまとめ!

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オール電化の電気代が冬は3〜4万円?1-2人暮らし、3-4人家族で暮らす場合と電気代平均あれこれまとめ!をタイトルにお伝えします。

11月24日、東北電力が、家庭向け電気料金の値上げを申請しました。

審査され、妥当性が認められれば、電気代値上げの可能性があります。

2021年あたりから電気代が値上げしてきていますが、一体、どうして電気代が上がってきているのでしょう?

また、すべてのエネルギーを電気でまかなう「オール電化」はどうなのでしょう?

この記事でわかること:

電気代が急に上がったのはなぜ?

日本の発電は、火力発電が7割以上を占めています。

その燃料である液化天然ガスや石炭の価格高騰などが影響しているためです。

燃料の価格高騰の原因として、ウクライナ情勢、脱炭素化社会の影響、円安の影響などが考えられます。

国別の2020年度の石油、石炭、天然ガスの輸出額のランキングで、ロシアは上位に入っています。

ウクライナ侵攻の影響により、ロシアが輸出を制限する動きが生まれています。

また最近では、「地球温暖化の原因である、温室効果ガスの排出量を減らそう」という動きも出てきていますよね。

天然ガスは石油や石炭と比べ、二酸化炭素の排出量が少ないという特徴があります。

そのため、積極的に天然ガスを取り入れる国は多く、需要が上がったため、値段が高騰しているようです。

オール電化って?

必要なエネルギーを電気でまかなうことを「オール電化」といいます。

メリットは、「ガスを使わないため火の事故が起こりにくい」、「光熱費の一本化で節約しやすい」、「夜間の電気代が昼間と比べ安い」などです。

デメリットは、「初期費用がかかる」、「停電時にはすべての機能が停止してしまう可能性がある」などがあげられます。

またエコキュートなどの設置場所を確保する必要があります。

オール電化の「夜間の料金が安くなる」ってどのくらい?

電力会社によって料金はもちろん、何時からが夜間料金に該当するのか変わってきます。

九州電力の料金表を見てみましょう。

平日昼間(夏冬)の1kWhで26.84円となっています。

それが夜間(22時~朝8時)は、1kWhで13.21円と、ほぼ半分の値段になっています!

ところが、TEPCOの「スマートライフ」だと、日中(朝6時~深夜1時)1kWhで25.80円、夜間(深夜1時~朝6時)が17.78円です。

差額は8円、しかも、夜間の時間が短いです。

各電力会社のホームページなどで、料金、時間帯をよく確認する必要があります。

オール電化の電気代は、平均月々いくら?

関西電力によると平均して、一人暮らしで11222円、二人暮らしで14049円、3人家族で15588円、4人以上で17416円です。

電気代はいくらになる?4人家族でオール電化の場合は?

総務省の家計調査によると、オール電化でない場合の電気代は平均10536円です。

そこにガス代5472円、他の光熱費434円が加わり、合計で16422円になります。

さきほどの項目で「オール電化の電気代は4人以上で平均17416円」としました。

そうすると、4人家族の場合「オール電化の方が高くなる」という結果になります。

では、これが2人暮らしの場合、どうなるでしょうか?

オール電化が14049円、光熱費+ガス代が15203円となり、「オール電化の方が安い」という結果になりました。

さきほどと逆ですね!

オール電化のメリットには、「光熱費の一本化により節約しやすい」、「夜間の電気代が昼間と比べ安い」があります。

一本化によって「今月はどれだけ節約できた」ということがわかりやすくなり、節約のモチベーションにつながります。

また、夜間の電気代は安いため、「日中在宅時間が短い」という場合はお得な可能性もあります。

逆に言えば、日中在宅時間が長い場合には、これより高くつく場合もあります。

4人家族の例でオール電化の方が高い理由として、家族それぞれが「家にいる時間帯がバラバラだから」ということも考えられますね。

これらの点をふまえ、節約を意識すれば抑えることもできる可能性があります。

オール電化の電気代、冬はいくら?

関西電力によると、オール電化の冬場の電気代は平均で19857円といわれています。

ちなみに、夏の電気代は平均で13363円です。

夏よりも冬が高くなる傾向にあります。

そもそも、冬は電気代が高くなる傾向にあります。

その理由の一つとして「暖房器具を使うこと」にあります。

エアコンの暖房、こたつ、ホットカーペットなど、冬は色々使用する場合も多いですよね。

また、夏場の冷房と比べ、冬の暖房の方が電力を消費してしまいます。

それから、年末年始などで「在宅の時間が長い」という点もあります。

在宅の時間が長ければ、それだけ電気を使用する頻度も上がります。

オール電化、電気代が3万円、4万円台になることはある?!

結論から言うと、3万円、4万円台になってしまう可能性も十分あります。

電気代がかかりやすい冬は特に注意が必要です。

「暖房器具」を使う、「在宅時間が長い」という要因のためです。

また、冬は「エコキュート(給湯システム)の効率が悪い」という問題もあります。

エコキュートは、外から取り込んだ空気を圧縮し、高温の空気にし、水を温めるという仕組みです。

冬場は外から取り込む空気も冷えています。

その分、エネルギーを消費してしまうのです。

まとめ

電気代高騰の理由や、オール電化についてまとめてみました。

筆者の家はオール電化ではありませんが、最近は特に、電気代節約に気を付けています。

・・・といっても本当に簡単なことで、「使わないコンセントは抜く」、「使わない部屋のライトはこまめに消す」「エアコンは、30分程度の外出ならつけっぱなしにする」などです。

また、テレビは観たい番組の時以外は基本つけていません。

電気代はもちろん、時間の節約にもなりますのでオススメです。

この記事でわかること: