インフルエンザの潜伏期間と感染力とは?無症状もあるの?コロナとの違いや自力で治すには何日かかる?をタイトルにお伝えします。
新型コロナウィルスも第八波となり、相変わらずいつまで続くのかわからず困ってしまいますね。
それどころか今年の冬は、インフルエンザも流行しそうなんだとか。
同時に感染することを「フルロナ」と呼ぶそうです。やだやだ。
冬の病気の代名詞のインフルエンザ。
あらためて潜伏期間や感染力などについておさらいしておこうと思います。
インフル感染の潜伏期間は?
潜伏期間は1~3日。
A型もB型も同じです。
短い感じがしませんか?
普通の風邪の場合は、なんとなくだるいな、寒気がするな、から徐々に熱などの症状がでてくることが多いのですが、インフルエンザの場合は「だるいな」を感じてすぐ高熱がでたり、体中が痛くなったりします。
コロナ前は、あちゃー、インフルかかったかなー、は、大体当たりでしたね。
インフルエンザでも無症状もあるの?
病気に感染したのに何の症状も出ないことを「不顕性(ふけんせい)感染」と言いますが、インフルエンザの場合もそういう人が多くいるそうです。
ただ、インフルエンザは飛沫感染なので、症状が出ないという事はせきやくしゃみも出ないわけです。
なので誰かにうつしてしまう可能性は低いらしいですよ。
それに、インフルエンザの検査は高熱が出た人が受けますよね。
無症状で感染している人、多くいてもなかなか見つからないという事になります。
インフルエンザで家族感染は何日後?
インフルエンザを人に移してしまう期間は、症状が出る1日前からです。
なので、おうちで誰かが熱を出し、インフルだと分かった時はもう感染してしまっているかも。
一緒に住んでいたら、隔離もなかなかできないし、心配でつい様子を見に行ってしまいますよね。
気を付けようがない気がします。
インフルエンザの人と接触したら何日で感染?
接触はできるだけ避けた方がいいですが、ウイルスの排出期間は10日程度。
感染期間は症状がでる1日前から、3~7日間(個人差があるそうです)。
一番感染しやすいのは症状が出てから3日くらい。
小さい子供の方が長いと言われています。
そしてインフルエンザは感染した当日から感染力をもっているらしいです。
だからどんどんうつっていくんですね。
学校では、熱が出た日を0日と数えて、5日たってから、さらに熱がさがってから2日たったら登校しても大丈夫と言われています。
お医者様の許可証が必要になっている地域も多いです。
インフルエンザ自力で治すには何日かかる?
高熱が続くとつらいですよね。
安静にしていれば1週間程度でよくなることが多いそうです。
睡眠と水分を十分にとり、清潔な部屋であたたかくしてゆっくり休んでくださいね。
ただ、呼吸が苦しくなったり、意識がぼぉっとするなど、具合が悪い時は早めに病院に行くことをオススメします。
ご高齢の方は肺炎などを起こすこともありますので要注意です。
ワクチンの効果は?
インフルエンザワクチンの効き目は打ってから2週間過ぎから5~6か月くらいと考えられています。
11月くらいに打てば冬の間は効いている計算になりますね。
毎年ワクチン接種をすすめられますが、効果はその年によってちがうそうです。
年によっては20%くらいの人にしか効いていなかったこともあったと言われています。
でも毎年何千万人もインフルエンザにかかっていて、そのうちの20%の人に効くという事は、2,000万人かかったとしたら400万人に効いているという事で、すごい数ですよね。
治療薬にはどんなものがあるか
インフルエンザのお薬として、まず挙げられるのがタミフルですね。
症状が出てから48時間以内に飲むと早く回復すると言われています。
これは体の中でウイルスが増えるのを防いでくれるから症状が早く落ち着くのだそうです。
それからリレンザ、吸入薬です。
インフルのウイルスは呼吸と一緒に吸い込まれて気道で増えるので、粉薬を吸い込んで直接気道に届ける事で、やはりウイルスが増えるのを防ぐことができます。
そしてイナビル。
これも吸入薬ですが、リレンザと違うのは1回吸入するだけで済むという事です。
1回だけなので、しっかりと、確実に吸い込まなくてはいけないので、小さいお子さんには難しいかもしれませんね。
一時期、タミフルを飲んだ子がベランダから飛び降りたとニュースになりましたが、どんな関係があるのかははっきりしていません。
タミフルだけでなく、リレンザやイナビルでも同じようなことは起きているそうですし、何も飲んでいなくても異常行動が出るときはあるそうです。
ご家族と一緒に住んでいたら気を付けていてもらうのがいいですね。
新型コロナとインフルエンザのちがい
高熱が出ると、前はインフルばかりを疑っていましたが、今はコロナの疑いを持つ人の方が多くなりましたね。
症状も、だるさやのどの痛みといった同じようなものが多いです。
症状で違うのは、コロナはにおいや味がわからなくなることがある事。
(オミクロンに感染している人には少ないらしいですが。)
そしてコロナの方が無症状の患者さんが多くいるという事。
(これはインフルは無症状の人はまず検査を受けないという事も関係しているのではと思います。)
潜伏期間は、インフルは1~2日、コロナは少しだけ長めで以前は約5日と言われていました。
でもオミクロンなどは約3日になっています。
においや味の事もそうですが、どんどんまぎらわしくなってきています。
検査ではっきりさせるのが一番よさそうですね。
まとめ
コロナがはやり始めたころ、インフルはなりを潜めていました。
そのせいで免疫がある人が減って、自粛もだんだんとけてきて会食も多くなり、数年ぶりで流行ると言われています。
それでもインフルエンザにはワクチンも治療薬もあります。
十分気を付けて、かかってしまっても焦らず、あったかくしてゆっくり治してくださいね。