買ってはいけない歯磨き粉はどれ? 特徴とおすすめ12選!失敗談も紹介!をタイトルにお伝えします。
1日に何度も口に含む歯磨き粉。
買ってはいけない歯磨き粉があるのはご存じですか?
「歯磨き粉はどれも同じ」と深く考えずに選んでしまいがちですが、
普段の食事には気を遣うけれど毎日の歯磨きには気を使っていなかった・・・
そんなあなたにこの記事では以下の内容を紹介します!
買ってはいけない 歯磨き粉の特徴と理由
この記事では買ってはいけない歯磨き粉の特徴を説明していきたいと思います。
買ってはいけない歯磨き粉|①ホワイトニング効果
ホワイトニング効果のある歯磨き粉にはステインを落とす為に研磨剤を多く含んでいる場合があります。
しかし、その研磨剤のせいで歯のエナメル質を過剰に傷つけてしまう可能性があるのです。
エナメル質が過剰にそがれると虫歯・黄ばみ、歯茎が下がる等の原因になり、知覚過敏になってしまう危険性もあります。
歯磨き粉の成分表には「清掃剤」と書かれていることが多く、主にリン酸カルシウム・リン酸ナトリウム・炭酸水素ナトリウムなどがあげられます。
買ってはいけない歯磨き粉|②顆粒配合
歯周ポケットの奥まで顆粒で磨けるというメリットがありますが、歯周ポケットに顆粒が残留する危険性もあり、それが原因で細菌が繁殖し歯周病が悪化することが懸念されています。
顆粒配合の歯磨き粉で有名な「クリアクリーン」の安全性については懸念している歯科医も多くいます。
買ってはいけない歯磨き粉|③強い味・刺激
味が強すぎると歯磨き粉の清涼感に満足してしまい、充分に歯磨きができていない可能性があります。
また、子供用の歯磨き粉に良く含まれているサッカリンナトリウムは砂糖の500倍の甘味をもつ人工甘味料。
正しい使用量を守れば身体に影響はないですが、もし気になるようであればサッカリンナトリウムが無添加の歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
買ってはいけない歯磨き粉|④合成界面活性剤配合
歯磨き粉には合成界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウムがよく用いられています。
ラウリル硫酸ナトリウムといえばシャンプー・石鹸にも含まれており、起泡という作用を持っています。
少量でも泡立ちが良いのでしっかり磨かなくてもしっかりと磨けているように錯覚してしまい、磨き方が不十分になると指摘されています。
また、ラウリル硫酸ナトリウムには味覚障害や口内炎を引き起こす要因と考えられています。
ただ、ラウリル硫酸ナトリウムは多くの市販の歯磨き粉によく含まれており、こちらも正しい使用量を守れば身体に影響はありません。
市販の歯磨き粉だと口内が荒れる・ピリピリするといった症状がある、合成界面活性剤が怖いと考えるのならば、ラウリル硫酸ナトリウムが含めれない歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
買ってはいけない歯磨き粉|⑤フッ素やプロピレングリコールについて
上記以外にも、フッ素やプロピレングリコールが問題成分として挙げられています。
確かにフッ素には腹痛・下痢・嘔吐・痙攣等の中毒症状が出ると懸念されていますが、中毒症状になる目安は5㎎/kgですので、もし誤って1本歯磨き粉を飲んでしまったとしても中毒症状にはならないと考えられています。
また、フッ素には虫歯の発生と予防に効果的というメリットがあります。
その為、中毒症状になるデメリットよりも虫歯の予防というメリットの方がはるかに大きいでしょう。
フッ素のことで気を付けるとしたら、歯磨き粉に含まれるフッ素濃度です。
フッ素濃度が高いからといってその効果が高いとは言えません。
「シュミテクト」は高濃度フッ素1450ppmを含んでいる成人用歯磨き粉、虫歯にさせたくないからと言って子供に成人用歯磨き粉を使用するのは危険ですので絶対にやめましょう。
フッ素濃度の目安としては成人1,500ppm以下、子供950ppm以下(6歳未満500ppm以下)を選ぶようにしましょう。
プロピレングリコールは殺菌・防カビの効果から防腐剤・保存料として歯磨き粉に含まれています。
プロピレングリコールは毒性が極めて低く食品添加物にも使用されているので特に心配する成分ではないと考えられます。
買ってはいけない歯磨き粉|失敗談
歯磨き粉の失敗談その①(ホワイトニング効果のある歯磨き粉)
「ホワイトニング効果を期待して購入したけど、まったく効果がなかった。
3本使っても歯が白くならなかった。」
という失敗談がありました。
歯磨き粉の失敗談その②(口臭効果のある歯磨き粉)
「期待外れだった。
いつも使っている歯磨き粉の方が効果があるように思う。」
ネット販売で口コミが高評価な歯磨き粉でも実際に使ってみるとそこまで効果がなかったという声が多々みられました。
歯磨き粉の失敗談その③(ネット購入のみの子供用歯磨き)
「一番力を入れて頑張ってきた歯磨き、子供の為に高いお金をかけてこの歯磨き粉を買って磨いていましたが・・・虫歯になりました!
フロスもしていたのに!ショックが大きすぎます・・・。」
子供の為にと高価な歯磨き粉で頑張る方もいましたが、必ずしも高ければ安心というわけでもないみたいです。
買ってはいけない歯磨き粉|よくある疑問
Q1.定番の歯磨き粉は効果なし?(すっきりするだけ?)
A.使用量を守り、しっかりとブラッシングをすれば、どの歯磨き粉でも効果あり。
自分が求めている効能を明確する。
研磨剤・発泡剤の含有量が少ない、殺菌力が高い歯磨き粉を求めるなら歯科専売品がおすすめです。
Q2.歯磨き粉は必要か?
A.メリットを考えると歯磨き粉を使った方が良い。
歯磨き粉を使うことでこのような効果があります。
- プラーク(歯垢)の除去
- プラーク(歯垢)付着の予防
- 口臭の除去・予防
- 虫歯の発生を抑えてくれる
- 着色汚れの除去
歯磨き粉を使わない歯磨きの場合、口内細菌をまき散らす可能性やプラーク除去のために念入りに歯を磨く必要性があるため歯を磨く時間が長くなってしまいます。
Q3.なぜ歯磨きするの?
A.口内の細菌の増殖とプラーク(歯垢)の除去をして健康を保つため。
口内やプラーク(歯垢)には歯周病菌等の細菌が増殖しており、日々の歯磨きでそれを除去する必要があります。
近年の研究では歯周病・虫歯の原因菌と糖尿病や心筋梗塞等の疾患との関連性が明らかになるなど、健康寿命を延ばすには口内健康を保つことが重要と考えられています。
Q4. 電動歯ブラシで使ってはいけない歯磨き粉は?
A.電動歯ブラシには専用の歯磨き粉がおすすめ。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉は危険。
電動歯ブラシは手で磨くよりも動きが細やかで早く、効果的にプラーク(歯垢)を除去できるメリットもあります。
しかし、ホワイトニング効果のある歯磨き粉には研磨剤が多く含まれている為、エナメル質を削いでしまう危険性が非常に高いと言えます。
ホワイトニング効果が高いとされる「Ora2(オーラーツー)」はステインを落とすために研磨剤が過剰に入っています。
その為、電動歯ブラシ×Ora2の歯磨き粉との相性が最も悪いとされています。
電動歯ブラシ専用の歯磨き粉には研磨剤が含まれていないジェルタイプや液体タイプが多く、研磨剤がなくても酵素でホワイトニング効果が得られる歯磨き粉もあります。
歯磨き粉を選ぶ際の注意点
パッケージ、値段買いは危険!?
どの歯磨き粉にも魅力的な広告や高評価な口コミがありますが、まずは成分表示を確認しましょう。
自分が求めている効果は何かも明確にしておくと、なお自分に合った歯磨き粉が見つけやすくなるでしょう。
また、値段が高い歯磨き粉だから安心というわけでもありません。
上記の買ってはいけない歯磨きの特徴を参考にしつつ、自分が使いたいと思えるような歯磨き粉を使いましょう。
子供用歯磨き粉の選び方
大人と子供とで歯磨き粉を共有すると虫歯・歯周病菌に感染するリスクがある為、共有はやめましょう。
子供用の歯磨き粉には下記のポイントを意識して選びましょう。
- 研磨剤不使用(ジェルタイプ・液体タイプ・泡タイプ)
- 食品用原料で作られたもの
- フッ素濃度500ppm以下(6歳以上は950ppmも可)
- 子供が好きな味
- 子供が無理なく歯磨きを続けられる歯磨き粉
大人がいくら子供の為に良い歯磨き粉を選んだとしても、子供が嫌がったら本末転倒です。
実際に私の子供も歯磨きをとても嫌がるので、少しでも大人しくしてくれるお気に入りの歯磨き粉をずっと使っています。
その為、子供次第では「⑤子供が無理なく歯磨きを続けられる歯磨き粉」だけでも問題ないと思います。
歯磨き粉|買うならこれ!用途別おすすめ12選
・ホワイトニング効果が高い商品
①アパガードリナメル
→タバコのヤニに効果的!研磨剤不使用
②はははのは
→身体にやさしいオーガニック成分配合の歯磨き粉
③トゥービー ホワイト
→研磨剤不使用・虫歯予防のジェルタイプの歯磨き粉
・知覚過敏向け商品
④デントヘルス
→知覚過敏の有効成分「乳酸アルミニウムと硝酸カリウム」を配合
⑤シュミテクト トゥルーホワイト
→研磨剤無配合。ホワイトニング効果もあり。
⑥松風 メルサージュ ヒスケア
→有効成分乳酸アルミニウムと硝酸カリウム配合。歯周病・虫歯予防にも
・オーガニックな商品
⑦ドクターブロナー オールワン トゥースペースト
→オーガニックのココナッツオイルを使用。虫歯・口臭予防
⑧PAX NATURON
→100%オーガニック成分由来。ハッカの香り。
⑨グリーンクレイ歯みがき(セージ)
→ミネラル豊富な海泥の粒子が口内の汚れを吸着。
・子供向け商品
⑩GC MIペースト
→仕上げ磨きにおすすめ!フッ素無添加で虫歯を防ぐ。牛乳由来でとにかく美味しい歯磨き粉
※牛乳アレルギーの方はご使用をお控えください。
⑪アラウ.ベビーはみがきジェル
→食品原料から生まれた歯磨き粉
⑫ピカキッズ
→フッ素・研磨剤が無添加
まとめ
買ってはいけない歯磨き粉はどれ? 特徴とおすすめ12選!失敗談も紹介!をタイトルにお伝えしました。
「CMが魅力的だから」「パッケージが良いから」「価格が高いから安心」「口コミが良いから良い」で歯磨き粉を選ぶことは、必ずしも自分に合っているとは限りません。
歯磨き選びに大切なのは「自分の歯(口)はこういう効果を求めている」と理解することが大切です。
口内健康が健康寿命に直結していると提言する医師もいるので、食事と同じくらい歯磨き粉にも意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。