桑の実に副作用があるって本当!?特徴や効能は?オススメの食べ方もご紹介!をタイトルにしてお伝えしたいと思います!
ツブツブとした、小さなブドウの様な形の「桑の実」
この可愛らしい果実、実は私たちの体にとって良い効能がたくさんあるんです!
「食べてみたいけど、副作用があるって聞いた様な‥」
あまり馴染みのない木の実って、食べるのに少し躊躇してしまいますよね‥。
でも、大丈夫です。
心配するような副作用はありません!
この記事では、桑の実の効能やオススメの食べ方をご紹介します。
興味が湧いた方、ぜひ、食べてみてくださいね!
「桑の実」ってどんな実?
そもそも桑の実ってどんな実なのでしょう。
まずは桑の実の基本情報についてお伝えしますね。
桑の実って何?旬の時期は?
「桑の実」は桑の木になる果実の事です。
ツブツブが集まった、面長の小さなブドウのような形をしています。
初めは白い実をつけ、熟すと赤色を経て黒色に変わります。
黒色まで熟すと糖度も高くなり、あっさりとした甘さで種も気にならないので、そのままでも食べやすい果実です。
英語で「マルベリー」や「ミュール」とも呼ばれています。
4~5月に花が咲き実をつけ始めるため、旬の時期は6月の1か月間程となっています。
実も葉も栄養価が高く、実の方はスーパーフードとして人気ですし、葉は漢方としても使われています。
鮮度が落ちやすいので流通はそれほど多くないのですが、栽培しやすいので、自分で育てて食べている方も多いようです。
桑の木の種類
桑の木は、昔、絹糸を精製する為の養蚕業が盛んだった頃にたくさん栽培されていました。
桑の木の葉っぱが、蚕の餌になっていたんですね。
この養蚕業での葉っぱの収穫を目的として栽培されたのが、主に「ヤマグワ」「カラヤマグワ」という品種です。
一方、果実の収穫を主な目的として栽培されているのが「西洋桑」です。
桑の木の品種は、1000種以上にも及びます。
すごい数ですよね!
中には、果実の色が白くて糖度が25度以上にもなる「ホワイトベリー」や、収穫量の多い「ララベリー」なんていう品種もありますよ。
桑の木は野生でも生えていることがあります。
どんな実がなっているのか観察してみるのも良いですね。
桑の実には副作用があるって本当!?得られる効能は?
たくさんの種類がある桑の木の実。
栄養価が高いとされていますが、一方で副作用があるなんていう話も…。
ちょっと心配になってしまいますよね。
では、そちらについて解説していきましょう。
桑の実に副作用はなし!ただし食べ過ぎには注意。
結論から言うと、普通に食べる分には、心配されているような副作用はありません。
ただし、どんな食べ物でもそうですが、過剰摂取には注意が必要です。
・下痢や腹痛
桑の実は食物繊維を含んでいるので、過剰摂取の場合、下痢や腹痛になることがあります。
・太る
桑の実は、種類によっては糖度が25度以上にも及びます。
通常でも8~15度です。
甘くておいしいのですが、食べ過ぎは太る原因になってしまいますね。
桑の実はジャムにするのもオススメですが、ジャムは砂糖を使用しているので糖分量はさらに上がります。
・アレルギー
桑の実は、他のベリー系と同様、アレルギーの原因となり得る成分を含んでいます。
アレルギー体質の方は気を付けてくださいね。
始めて食べる赤ちゃんの場合、生後11か月以降であれば与えても大丈夫だとされています。
他の食材と同様、様子を見ながら少量から始めてみましょう。
以上が、桑の実を食べる際に懸念されている点です。
とはいえ何度も言いますが、アレルギーはともかく、適量食べる分には問題はありませんのでご安心ください。
桑の実を、害がある程大量に食べる人はおそらくいないと思います。
どんな食べ物でも、そればかり過剰に食べるのではなく、適量を楽しみましょう!
栄養価の高い桑の実。嬉しい効能とは?
桑の実はスーパーフードでもあり、栄養価の高い果実です。
主に含まれている成分はこちらです。
・アントシアニン…ポリフェノールの1種。ガンや老化の予防。視覚機能の改善や眼病予防。
・ビタミンC…免疫力を上げる。鉄の吸収を促す。美肌効果。ミカン以上の含有量。(100gあたり36.4㎎)
・鉄分…貧血を予防。(100gあたり1.85㎎)
・カルシウム…骨量の維持。さまざまな機能の調整。(100g当たり39㎎)
・カリウム…むくみの改善。高血圧を予防。フルーツの中ではトップクラスの含有量。(100gあたり194㎎)
美肌効果、アンチエイジング効果、目に優しい、貧血の予防…桑の実には様々な効能がある事が分かりますね。
桑の実のオススメの食べ方は?
私たちの体にたくさんの効能をもたらしてくれる桑の実。
食べてみたいと思ったあなたの為に、桑の実のオススメの食べ方をご紹介します。
①そのまま食べる
桑の実は糖度も高く、生でも食べやすい果実です。
実のつき始めは白く、その後赤くなり、黒へと変化していきます。
生で食べるなら熟して糖度の高くなった黒い実を選びましょう!
(そもそもが白い実の、ホワイトベリーという品種もあります。)
ただし、桑の実は野鳥や虫の餌にもなっているので、食べる前によく洗うのを忘れないで下さいね。
②ジャム
砂糖やレモン汁と一緒にしばらく煮込むだけなので、簡単に出来ますよ。
パンやヨーグルトと一緒にどうぞ。
③シロップ漬け
砂糖やレモン汁と一緒に保存容器に入れて数日間放置して作ります。
炭酸水で割ってジュースに。お酒で割って果実酒に。
様々な使い方があるのでオススメです。
桑の実自体は鮮度が落ちやすいので、保存には注意が必要です。
冷蔵庫で2-3日、それ以上の期間食べたり加工したりしないのであれば、冷凍保存をしておきましょう。
ジャムやシロップを手作りする場合は、容器の煮沸消毒をお忘れなく!
まとめ
- 桑の実は、小さなブドウのような形の、赤黒い色の果実。
- 「マルベリー」「ミュール」とも呼ばれる、スーパーフード。
- 適量であれば副作用はない。
- 美肌効果、アンチエイジング、目に優しい、貧血予防など、様々な効能がある。
- そのまま食べたり、ジャムやシロップ漬けにするのもおすすめ。
いかかでしたでしょうか?
桑の実は、ベリー系の中ではあまりなじみのない果実かもしれませんが、実は栄養価の高いスーパーフードです。
適量であれば心配されている副作用もないので、食べたことのない人もぜひ試しに食べてみてくださいね!