老後資金はいくらあれば安心?夫婦2人で必要なお金のシュミレーションと老後資金の貯め方&準備方法まとめ!2000万も必要ないって本当? 

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老後資金はいくらあれば安心?夫婦2人で必要なお金のシュミレーションと老後資金の貯め方&準備方法まとめ!2000万も必要ないって本当? についてお伝えします。

物価、光熱費は高騰、年金はあがるのか?!と老後の心配は尽きません。

2019年に金融庁が公表した報告書に端を発した「老後2,000万円問題」ですが、それ以前は、老後の必要資金は、5,000万円でした。

更に最近では、800万円あれば充分という話もあります。

どうしたらいいのでしょうね。

先に、結論を言ってしまえば、推奨されているのは、「2,000万円~5,000万円」となります。

生活環境などで大きく異なってきますので個人差があることを忘れてはいけません。

「xx万円あれば安心」をあてにし過ぎると、「老後破産」という恐ろしい事態になります。

自分の生活環境、水準に見合った生活・貯蓄を心掛けるようにしてください。

この記事でわかること:

老後資金はいくらあれば安心?夫婦2人で必要なお金のシュミレーション

老後資金を考えるときには、主に3つに分けて考えるようにしましょう。

1.生活資金:日常的に必要なお金です。

       衣食住に掛かる費用。医療費など。

2.ライフイベント資金:持ち家の場合はリフォーム 旅行など趣味の費用 

       子どもの結婚、孫のお祝い・学費援助など

           

3.介護費:介護サービス費用(デイサービス、施設入所など)

老後資金はいくらあれば安心?夫婦や独身の場合は?

老後というは、65歳以上のことを指しています。

平均寿命は、男性81歳、女性87歳くらいです。

65歳で退職すると、20年程無職で生活をするということを前提に生活費を計算してみます。

生活費の平均金額ですが、これもバラつきがあるので低い金額で考えてみます。

<夫婦>生活費:22万円/月

22万円 x 12月 x 20年 = 52,800,000万円

<単身>生活費:15万円/月

15万円 x 12月 x 20年 = 36,000,000万円

必要となります。

年金受給できる方も多いので、この金額がそのまま老後資金用に貯蓄してく必要があるわけではありません。

老後に夫婦2人で必要なお金のシュミレーションはどうやるの?

保険会社や銀行などで相談窓口を設けているところは多くありますので、相談されるのがいいでしょう。

給料の変化や、自身の家族形態の変更など一緒に考えてくれます。

WEBにあるシミュレーションをご案内します。

☆JAバンク「老後資金シミュレーション」

https://www.jabank.org/money/rougo.html

☆全国銀行協会

https://www.zenginkyo.or.jp/special/lps/

☆日本FP協会

https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/simulation/

老後資金はいくら貯めてる?夫婦や独身一人暮らしの平均は?

令和2年の金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」の資料によると、

世帯主が60歳代の世帯の平均貯蓄額は、1745万円。中央値は 875万円です。

単身世帯の平均は1860万円中央値は460万円です。

平均値は、大富豪が引っ張り上げることがあるため、中央値を見るほうが実感がある数字となります。

中央値というのは、真ん中にある数字です。

老後資金は持ち家と賃貸で違いがある?

持ち家の場合は、老朽化などによるリフォームが必要となることがあります。

また、固定資産税は毎年納税の義務があります。

賃貸の場合は、修繕費や固定資産税の心配は不要ですが、賃貸料金は払い続けなければなりません。

土地価格が上昇した場合、家賃の値上げが発生します。

また、高齢になると、賃貸を渋る大家もいますので、公営住宅に入る方が多いですね。

どちらがお得かも、その土地や建物などに左右されるため自分のライフスタイルにより違います。

老後資金は2000万も必要ないって本当?

一部には800万円位でも生活できるとあります。

日常生活の節約や、65歳を越えても働くことが出来る環境があれば可能でしょう。

老後資金はいくらあれば安心?夫婦2人で老後資金の貯め方&準備方法

生活環境などによりいくらが安心という金額は断言できません。

貯め方も、何歳から始めるかにより違いがあり一概には言えませんので、ご自分にあったものを見つけて頂くための参考にしてみてください。

NISAやiDeCoで老後資金を増やす方法

増やす方法というより、どのような点に注意をするかをまとめました。

〇〇歳まで払出できないというルールを知らず、生活に行き詰ったという話も聞きます。

一般株式への投資は、投資先を変更するときに手数料が掛かるため、それだけのメリットがあるかを考える必要もあります。

銀行のHPで始めるためのコンテンツがあるとは思いますが、心配な方は直接お話を聴きに行くのが良いと思います。

一般NISAつみたてNISAiDeCo
対象年齢18歳以上18歳以上20歳以上60歳未満 (*1)
投資対象商品株式投資信託、 上場株式なと一定条件を満たす株式投資信託株式投資信託、 定期預金など
税優遇の内容株式投資信託などの売却益・分配金などが非課税(通常は20.315%)掛金:所得控除 運用益:非課税 払出時:退職所得控除または公的年金等控除
非課税投資枠年間120万円年間40万円年間14.4~81.6万円(*2)
非課税期間5年間20年間資産を受け取るまで(*3)
投資方法一括投資/積立投資積立投資のみ積立投資のみ
払出いつでも可能原則60歳まで不可
制度の併用iDeCoとの併用可能 一般NISA/つみたてNISAの併用不可NISAとの併用OK
お勧め対象結婚資金や教育資金を準備したい 必要になったら使いたい税金の支払いを抑えたい 。老後資金を準備したい

*1)厚生年金加入の状況により対象年齢が変わります。

*2)働き方、企業年金の有無により金額が異なります。

*3)60歳~75歳の間で受け取り期間を選択

★その他、iDeCoでは、口座開設手数料や管理手数料が必要となります。

(金額は金融機関により異なります)

法律やルールは変更されることもありますので、放置せずに関心を持って動向を見ていきましょう。

金融機関だけでなく、FPさんに相談するのがいいでしょう。

資産運用や投資信託で老後資金を増やす方法

資産運用としては投資信託、個人向け国債、株式投資などあります。

投資信託は、投資のプロに運用をお任せする方法ですので、あまり投資に縁がなかった方にもお勧めできる方法です。

メリットとしては、プロが運用してくれる、分散投資の効果が得やすい、NISAなどの税制優遇制度を利用できるなどがあります。

デメリットとしては、数千の銘柄から初心者が選ぶことが困難、元本割れするリスクがあります。

保険やリバースモーゲージの活用で老後資金を増やす方法

貯蓄型保険への加入という方法もあります。

満期保険金や解約返戻金を受取れるというメリットがあります。

勿論、保険ですから万が一の補償もうけられます。

融資制度の一つに、リバースモーゲージというものがあります。

現在所有している家を担保にすることで融資が受けられるというものです。

住人の死後、家を売却して返済に充てるという仕組みのため空き家対策としてもお勧めできる方法です。

2024年からは空き家と認定されると、固定資産税が最大6倍となります!

生活費を見直して老後資金を準備する方法

生活費の見直しでどこまで貯蓄できるかは定かではないですが・・

①固定費の見直し

  サブスクリプションを多く契約していないでしょうか?

  1つ1つが、1,000円未満だとついつい継続しがちですが見直しをしてみましょう。

  光熱費・通信費を見直す

  電気や水道など無駄使いはないでしょうか。

  保険料を見直す

  同じような内容の掛け捨ての保険を重複契約していないでしょうか。

  

②食費

  まとめ買いなどして、気づいたら消費期限が過ぎて廃棄することはないでしょうか?

無理をして節約すると反動が来るので、無理のない範囲で無駄を見直してみてはいかがでしょうか。

老後資金を貯めるためにやってはいけないことは?

退職金を全額投資した結果、マイナスになるというより破綻するという話も聞きます。

退職金が振り込まれると、銀行の方から投資を勧められることがあると思いますが、あまり慣れない投資などに手を出さないのが良いでしょう。

まとめ 

老後資金の話を簡単にお伝えしましたが、参考になるものが1つでもあれば良いのですが。

老後資金をためるのは、若いうちから始めるのがいいとは思いますが、ライフイベントが多い20代から40代の方には現実味がなかったり、今の生活が大変で難しいかもしれません。

老後資金をためるために、節約し過ぎて疲れないようにしてください。

退職金を一括で投資したりということもしないように、運用も慎重に行うようしてください。

銀行だけではなく、FP(ファイナンシャルプランナー)など多くの方に意見を聞いてみるのもよいでしょう。

この記事でわかること: